大人のピアノ独学は可能なの?

大人になってからでも、独学でピアノに取り組む事は可能です。

 

■フォームに気を付ける
正しいフォームが身に付いていないと、ピアノの腕をアップさせる事はできません。
座り方、手首の動静、腕の力の入れ方・抜き方、などどの部分が欠けていてもいけません。

 

ですが、独学だとなかなかフォームを第三者に見てもらう事ができません。
だからこそ、フォームには常に注意を向けておくようにしましょう。

 

妙なフォームのままずっと訓練してしまうと、癖になって修正が難しくなってしまいます。
自身がピアノを弾いている姿をムービーに残して確認したり、
ミラーの前でピアノを弾いてみたりしてみる事を推奨します。

 

■良い練習方法とは?
ピアノの練習をする際には「どんな事を習得・改善させるための練習なのか」
「自分のピアノの演奏にはどんな弱点があるのか」
「その弱点を克服するためにはどんな練習を行うべきなのか」などを
意識しながら行うようにしましょう。これは、何もピアノの練習に
限った話ではありませんよね。

 

「既にできている事」ばかり練習するのは気が楽ですが、
それではピアノの腕を上げる事はできません。
とにかく、自身の「弱点」を意識する事が大事です、

 

 

ですから、自分に適した練習手段をネットや書籍などで探してみるようにしましょう。
そして、探す事ができましたら、それだけで満足せずに
実際に実践してみるようにしましょう。

 

「受験勉強の計画を立てるだけで満足しては駄目」なのと一緒です。

 

 

独学の場合は「どれが最適なのか」という判断が難しいところですが、
たとえお金を払ってプロに教えてもらったとしても、
その辺りの問題はある程度つきまとってくるものです。

 

ですからある程度開き直って、自身にとって価値があると思えた練習法を信じて、
取り組んでいくようにしましょう。

 

とにかく「どれも半端」というのはNGです。

 

ピアノ練習で意識していく3つのこと

■1:基本練習を適度に行う
ピアノの基本練習とは、一般的に「曲以外の練習」の事を指します。
ピアノであれば、基本練習は「ハノン」になる場合が多いはずです。
そして、基本練習を頑張り過ぎるのも、疎かにし過ぎるのも駄目です。

 

ピアノを成人してから始めた方は、時間的な制限が多いので、
曲の練習を重視したくなるかもしれませんが、
この基本練習をから目を背けるのはNGです。

 

ハノンは「とにかく練習のため」という感じのフレーズが大半なので、
練習していて面白くないかもしれませんが、
指の独立性と動きのバランスを整えていくためには、欠かせないと思います。
薬指と小指の動作を良くしていくためのフレーズが特に多いので、
初心者のうちは大変かもしれませんが、その分非常に有意義だと言われています。

 

ちなみに「練習時間の内の4分の1くらい」を
基本練習に費やすのが目安とされています。全体の時間が2時間なら、
基本練習の時間は30分前後が目安になるというわけです。

 

ただ、この「4分の1」というのも一般論に過ぎませんから、
実際には、ある程度ピアノが上達したら、
自分に適した時間を割り出していくという行動も大事になってくるかもしれません。

 

ただ、とにかく「時間を決めておく」という事は重要です。
その方が集中力もアップするからです。

 

■2:慣れないうちはスローテンポで
気持ちの上ではやりにくいかもしれませんが、
ピアノの練習は「とにかくスローテンポで」という
意識を持って進めていく事を推奨します。
その方が、最終的には短期間でその曲を弾きこなす事が可能になりますし、
楽曲そのもののクオリティも良くなります。

 

詳しく言うと「一曲を丸ごと、ほぼ正確に弾けるくらいまで」のスピードで、
訓練に取り組むようにしましょう。特に初見では、
普通に弾く場合の5割くらいのスピードになってもおかしくはないはずです。

 

ちなみに、ここで言う「ほぼ正確に」というのは、
「音を間違えず、自分の意思で強弱を表現できる」という意味です。
特に大事なのは強弱に関する部分です。
初めから強弱を大事にして練習すれば、ピアノの演奏速度が上がってきてから、
曲調の演出がかなり容易にできるようになります。

 

「ほぼ正確に」の部分が身に付きましたら、
少しずつピアノの演奏速度を速めていきます。
目安は「5から10程度ずつ」です。一気に30などと上げては駄目です。
「少しずつ」上げて、最終的に指定に沿ったスピードになればいいのです。
このようにしてピアノの訓練をしていけば、曲を非常に豊かに弾けるようになります。

 

ちなみに「スローテンポで」などの貼り紙をしておくと良いと思います。
なぜなら、人間は自分が思っている以上に速くピアノを弾いてしまうものだからです。

 

■3:難しいところはシンプルにして進める
ピアノのトレーニングをしていると「現段階の実力では指が間に合わない」等、
難しすぎるところが出てくるはずです。

 

そういった時は、まずは音数を減らしたり、
強弱を度外視して音をきちんと取る事だけに注力してみたりと工夫する事を推奨します。
まずは、一曲全部のイメージを頭と手で習得するのです。

 

そして、ピアノに関しては「片手で弾く」というのが、
簡略化の一番のセオリーであると言われています。
これは、すでにマスターしているような曲の場合でも、
演奏のクオリティーを高めるためには非常に有効であるとされています。

 

「右手だけトレーニング→左手だけトレーニング→どちらの手も
きちんと演奏できるようになったら、両手で一緒に弾いてみる」という流れになります。

 

ピアノの練習で悩んだり行き詰まったりしたら、この「片手ずつ」という
方法を試してみましょう。